2020-01-01から1年間の記事一覧

セレブ

celebrity有名人 "celebrity"という英語には単純に「有名人」という意味しかないのだそうだ。貧しくても、悪人であっても有名であれば"celebrity"と呼ばれる。 しかし日本でのカタカナ語の「セレブ」はかなり意味が異なる。大金持ちで、優雅で、ゴージャスな…

バグ

bug虫 本来は「虫」という意味の英語なのだが、カタカナ語としては、コンピュータのソフトウェアの不具合を指す。計算機の不具合でも、ハードウェアの場合は故障というが、ソフトウェア(プログラム)は経年劣化するものではないので、故障とはいわず、不具…

キャスティングボート

casting vote議長決裁 「キャスティングボート」とは、議会において議題の可否が同数の場合に議長の職権で可否を決定することを言う。 みなさんが思っていた意味と違っているでしょう。普通は、「キャスティング・ボートを握るのは誰だ」などという使われ方…

GW

Global Warming地球温暖化 今年は珍しく台風が上陸しないという希有な年でした。しかし昨年は多数の台風に襲われ、この冬は大雪が凄い。 天変地異は確実に増えていて、人々はその脅威に対処しようとしています。だけど、本当に自然が人間に優しくなるために…

チーズ

cheese乾酪 チーズというカタカナ語には「乾酪(かんらく)」という歴とした日本語があるのだが、そんなことを知っている人はまずいない。中国にも同じ漢字があるので、中国由来だろう。 そもそも「酪」という言葉に「乳から作った飲料」という意味があるの…

サイダー

ciderリンゴ酒 サイダー(cider)は、英語では「リンゴ酒」を意味する。日本で言う清涼飲料水のサイダーは、"lemonlime"と呼ばれるものである。レモンライムと言えば、日本では、サワー(sour)を作るとき酒を割る液体のことだ。 なぜ、日本でそんなことにな…

サンタクロース

Santa Clausキリスト教圏における伝説の人物 ほぼ人名なのでカタカナ語というには疑問なのだが、この季節に赤い服でトナカイに乗った老人はすべてサンタクロースと呼ばれるのでカタカナ語でいいだろう。 モデルになった人物がいて、ミラの司教であった教父「…

ショートカット

shortcut短髪、近道 短い髪型を意味するショートカットはかなり昔から使われていたが、近道の意味で使い出したのは最近のような気がする。しかも単なる近道というよりちょっと捻った使われ方をしている。 パソコンが普及してからの「ショートカット」という…

バイパス

bypass迂回、迂回路 よく使われるカタカナ語である。一般には、迂回道路のことを「バイパス」と呼ぶが、他にも様々に登場する。 血管系の疾患の治療法に「バイパス手術」があり、患者の他の血管を採取し障害のある血管部分を避けて血管を繋ぐ手術である。(…

ガラス

glas(オランダ語)硝子 これはもうカタカナ語の中でも完璧に日本語化している。オランダ語の"glas"が語源なのだが、渡来当初は「玻璃」「瑠璃」「ビードロ」「ギヤマン」など色々な呼び方があった。 高橋一生さんがひょうきんにCMに出ているAGCは昔「…

ハイキング

hiking徒歩旅行 "hiking"は"hike"(長い距離をてくてく歩く)を名詞化した言葉。主に健康のため、あるいは未知の土地の自然や景観を楽しむために歩くことです。ウォーキング("walking")はほぼハイキングに等しい言葉。 ドイツではワンデルン("wandern")…

シミュレーション

simulation模擬実験 このカタカナ語を「模擬実験」という人は少ないと思う。(多分、ほとんどいないのではないか)しかし「シュミレーション」と呼ぶ人が三割くらいいるらしい。 「シュミレーション」は大間違いなので注意しましょう。はい正しく発音してみ…

ジンクス

jinx縁起の悪い言い伝え どうもこのカタカナ語は、本来の意味(縁起の悪い言い伝え)では使われていない気がするなぁ。私的には「験を担ぐ」という意味で使っていた。 本来の「縁起の悪い言い伝え」の方は「迷信」に近いようだ。(但し、経験則に基づくので…

イージーリスニング

easy listening現状適切な訳語の特定は困難 「イージーリスニング」は、くつろいで楽しめる軽音楽ということになっているが、日本においては、ほぼオーケストラを中心とするインストゥルメンタル曲を意味する。 初期には、「ムード音楽」と呼ばれたように記…

インストゥルメンタル

instrumental器楽曲 楽器のみを用いて演奏される楽曲のこと。 よく耳にするカタカナ語ですね。インスツルメンタル、インストルメンタル、インストゥメンタル、またはこれらを略してインストとも表記されます。 クラシック音楽においては「独奏曲」「室内楽曲…

BS、CS

BS:Broadcasting Satellites放送衛星 CS:communications satellite通信衛星 地上波と区別して、パラボラアンテナを必要とする通信方式だと思っている人が多いと思うが、実はどっちも人工衛星のことである。 元々はBSが放送を目的とした衛星だったのに対し…

ジグソーパズル

jigsaw puzzle該当日本語なし 誰でも一度はやったことがあるだろうジグソーパズル。簡単な物から、一ヶ月以上かかろうかという複雑なものまで種類は多い。 "jigsaw"とは、糸鋸(いとのこ)のことである。 1760年頃にロンドンの地図職人ジョン・スピルズベリ…

ブラックホール

black hole該当する日本語なし 私たちの太陽の質量の30倍を超える星は超新星爆発後、残った中性子ですら重力によって潰れ始め、こうなるともう星の圧縮を押しとどめるものは何もなくなり永久に縮み続ける。そうなってしまうと、その星からは光ですら出てくる…

ニュートロンスター

neutron star 中性子星 原子は、プラス電荷を持った原子核(陽子、中性子)の周りに電子が分布しているものである。(廻っているのではない)それを理解してもらったところで唐突に話を戻す。 夜空に輝く星(恒星)は結局は、原子の集団である。重力で圧縮し…

アトム

atom原子 アトムという言葉は古代ギリシャで生まれ、「これ以上分割できないもの」という意味だった。これ以上分割できないものが、真空の中に存在してこの世はできていると考えたのがデモクリトス。 ところが,19世紀になって、日本の長岡半太郎が、原子には…

スーパーノヴァ

Supernova超新星(爆発) 太古より、変わらぬと見える夜空の星々だが、ある日突然非常に明るく輝く星が現れることがある。現れた星は、全天中で最も明るく、時に満月の明るさを凌ぎ、真昼でも見えるような輝きを放つ。昔の人々は、この新しく現れた光を星の…

インフルエンサー

influencer影響者 感染症のインフルエンザとは何の関係もないので要注意。私の主観では、とっても新しい言葉である。SNS(Twitter、Instagram、YouTubeなど)の普及と、それが商売になるという理由で、一般人が、いかに大衆に影響力を持つ発信ができるかが重…

ヒエラルキー

hierarchie階層組織、身分制度 本来、ピラミッド型の「階級制」を表す言葉。日本にも「士農工商」という階層性があったが、これは厳密にはピラミッド型ではなく、圧倒的に第二階層の農民数が多かった。欧米では、宗教的聖職者の支配構造から始まっているので…

ヒール

heelかかと、プロレスの悪役 前回問題提起してしまったので、自分で調べてみた。「ハイヒール」でわかるように、"heel"は、もともとは「かかと」のことだった。(「ヒール」だけで、かかとが7センチ以上の女性用の「靴」を意味することもあるらしい。) とこ…

ヒーリング

healing治癒、癒やし、回復 今日本で使われているヒーリングの意味としてはほぼ「癒やし」が最もぴったりくるなぁ。「治癒」や「回復」という使われ方はあまりしないのではないだろうか。 長老とすれば、「ヒーリング・ミュージック」のことだと認識していて…

アルゴリズム

algorithm計算手続き アルゴリズムとは、計算し、問題を解決し、決定に至るまでに利用できる手順のことを言う。"AI"は、人間が与えたアルゴリズムに従って情報を処理し、分析結果に基づき行動を導き出す。 問題にしたいのは、"big data"の解析が事実上"AI"に…

AI

Artificial Intelligence人工知能 私見であるが、"AI"は、発明されたのではなく発見されたと認識するのが正しい。なぜなら、"AI"というのは、最近誕生した考え方ではなく、17世紀にまで遡ることができるからだ。(当時はそれを人工知能とは呼ばなかったが) …

データマイニング

Data mining大量データ網羅的分析手法 様々な手段を用いて収集、蓄積された情報を、統計学、パターン認識などの解析を網羅的に実施し、有用な情報を抽出する技術のこと。日本語で無理に言うより、「データマイニング」で通用するので、覚えておいて損はない…

ビッグデータ

big data巨大情報群 実を言うと、「巨大情報」が、どこからが巨大なのかという明確な定義はない。前回取り上げた"IoT"が集めうる情報全てがビッグデータなのだと、私は考えている。 よって、IoT → ビッグデータ という流れが存在する。 「なんでもいいからイ…

IoT

IoT:Internet of Thingsモノのインターネット IT(情報技術)やICT(情報通信技術)のように、"Information"と"Technology"の間に何か"o"で始まる単語が挟まったものではないのです。「なんでもいいからインターネットで繋いでしまえ」という発想のこと。 …