2013-01-01から1年間の記事一覧

相対性理論(4)

光速度不変の原理 いかなる慣性系から観測しても光速度は同じ → 様々に動いている系があって、どこから測定しても光速度が一定になるのなら そのしわ寄せは、「距離(空間)」と「時間」の双方で負わねばならない。特殊相対性原理 いかなる慣性系のおいても…

相対性理論(3)

1905年に発表された特殊相対性理論は、二つの原理を前提としていた。 ひとつは、「光速度不変の原理」である。 これは、光速というものは、いかなる慣性系から測定しても同じである、というもの。もうひとつは、「特殊相対性原理」。 物理現象は、いかなる慣…

相対性理論(2)

アインシュタインは、1921年ノーベル物理学賞を受賞した。その功績は、相対論 ではなく、「光電効果の発見」である。一般相対性理論は、1916年に発表されているから、相対論の提唱者としてのアイン シュタインは既に確立されていたにも関わらず、相対論が受…

相対性理論(1)

1905年、スイス、ベルンの特許庁局員である無名の青年が物理学の論文を発表した。 タイトルを「動いている物体の電気力学」という。 この1905年は、「奇跡の年」と言われ、この青年は、「ブラウン運動」「光電効果」 を含む五つの論文を書き上げた。青年の名…