パンドラの箱

有名なギリシャ神話。

ゼウスが与えた箱(壺が正しいらしい)を開けてしまったパンドラ。
すると、箱の中からは疫病、犯罪、悲しみなどなど、ありとあらゆる災いが飛び出してきた。慌てたパンドラが箱を閉めた結果、箱の中には「希望」だけが残された。

・なぜあらゆる災厄のなかに「希望」が混じっているのか
・なぜ「希望」が最後に残ったのか
・「希望」が残されたのは、人間にとって、『僥倖』なのか、それとも『奇禍』なのか

これ、不思議な神話なんですよねぇ。

私は『希望』が災厄の仲間であるとは思いたくない。

飛び出した災厄が人間社会を破壊するものであるなら、破壊され尽くした瓦礫の中から人が立ち上がる原動力として『希望』が切り札として残っている。
そう思いたい。