GW

Global Warming
地球温暖化

今年は珍しく台風が上陸しないという希有な年でした。
しかし昨年は多数の台風に襲われ、この冬は大雪が凄い。

天変地異は確実に増えていて、人々はその脅威に対処しようとしています。
だけど、本当に自然が人間に優しくなるためには人間ははかなりの利便性を捨て去らなければならない。
多かれ少なかれ、人間の利便性を求めれば確実に地球は人間が住めない環境になって行くのは明らかだからです。
しかしそれは無理です。
私たちが成人した頃を考えてください。(たった40年前のことです。)
パソコンどころかワープロもなく、スマホどころか携帯電話すらない世界。
水洗便所しか知らない今の子供たちに、汲み取り式便所に戻ることが可能か否かを考えてみてください。
普通に飛行機で移動する快適さを覚えてしまった人が、汽車や船だけで旅行するでしょうか?

「環境に優しい」という言葉は、あまりにも地球を甘く見ています。
地球は、自然は、なにも人間をターゲットに猛威を振るっている訳ではない。
人間も自然の一部だとすれば、自然に合わないものは淘汰されてしまうだけです。

たった40年前にすらもう戻れない。
ならば必要なのは、「環境に優しい」ことよりも「人間の叡智」でなくてはならないと思います。
人間が滅びたって、地球は平気な顔で太陽の周りを回り続けるだろうし、新しい生物を生み出すだろうから。