ハードウェア ソフトウェア

hardware  software
純然たる日本語としては、存在しない。

今更なカタカナ語である。
最初からあまりに普通に使われたので完璧に日本語化している。意味は、

ハードウェア:システムの物理的構成要素
ソフトウェア:システムを記述するプログラム、広く文書も示す

 

計算機の黎明期には、ソフトウェアはハードウェアの「おまけ」であった。
それだけハードウェアが高価な時代で、ハードが売れればソフトの人件費などささやかなものだったのだ。

しかしながら、システムが複雑化するにつれ、ソフトウェアの重要度はどんどん増して行き、それに費やす人件費も膨大なものとなっていった。

日本においては、「職人芸の伝統」のせいか、モノづくりの価値がとにかく重視される傾向が強く、欧米先進国に比べ最後までソフトウェアの価値は低く見られた。

形のないものに金を払う、というビジネスが普通になったのは、比較的最近のことだ。

なんにしても、ハードとソフトはシステムの両輪であり、どちらが欠けてもシステムは成立しない。